大島6丁目団地自治会

駐車場値上げ抗議文

2007年3月15日

日本総合住生活株式会社
東京支社 東京東支店
亀井 進 殿

大島六丁目団地自治会支店長
会長 中島政幸

駐車場利用料金値上げに抗議します

 本年4月1日より、貴社が管理運営する当団地駐車場の利用料金値上げについて、大島六丁目団地自治会は、居住者の20%強がその影響を受けるため、この値上げを見過ごすわけにはいかないと考え、値上げに反対の意思を明らかにするとともに、以下の理由で抗議するものであります。

1、貴社は今回の値上げを民間駐車場との格差是正を理由にしていますが、公共住宅居住者のサービスの一環である駐車場運営に、なぜ営利を目的とする近隣民間駐車場とその利用料金を比較するのですか。集合住宅の駐車場が居住者のためのサービスの一環であることは、行政においてもその建物の居室数のある一定の割合を、駐車スペースとして確保するように指導している事実は、そのことを明瞭に物語っているのではないでしょうか。

2、36年前私たちが入居した際の家賃は、団地の用地取得費や建物の建設費を70年で償却するような形で設定されていました。当然駐車場用地も含まれているとの認識で、なぜ駐車場利用料金を徴収するのかとの私たちの疑問に対し、当時の公団は車を持っていない人との不公平をなくすためなのだとの説明でありました。ところが最近になって、貴社の担当者の説明によると、駐車場用地取得費用は別枠であり、家賃に反映されていなっかたのだと強弁しました。勿論何の根拠も示さず、口先だけの説明ですから私たちは納得していません。仮に、根拠が示されて、貴社担当者の説明が事実だとしても、当団地の駐車場が現在のような一部機械式に変更する工事の際、駐車場外側緑地を40~50Bの幅で切り崩し駐車場を拡張した経緯があります。当然、切り崩した緑地の取得費用は、当団地全居住者の家賃で償却されているスペースです。この事実を貴社はどのように説明されますか。

3、前回の値上げから今回が3年目であり、この3年毎の見直しは何を根拠としているのでしょうか。なぜ5年ではだめなのか、なぜ7年ではだめなのか、家賃のように法的な裏づけもなく、貴社の恣意のままに定めた期間としか言いようがありません。また近隣駐車場の料金をどのような資格を持ったものが、どのように調査したのか説明もなく、比較駐車場は一箇所を除きほとんどを亀戸地区のみにした理由も説明せず、料金を値上した増収分をどのように使うのか、利用者に一部還元するのかどうかも口を閉ざしたままであり、一方的な押し付けの根拠のないこの様な値上に対して自治会は反対せざるを得ません。

 以上の事柄に加え、もうひとつ値上の理由にしている利用者間の不公平是正を言うなど、管理者が自分たちで作った不公平を利用者負担で是正しようとするなど、私たち大島六丁目団地自治会は、今回の駐車場値上を「なんら根拠を持たないでたらめな行為」と断じ、絶対反対の意思を明確にし、今回の値上に厳重抗議いたします。なおかつ自治会の呼びかけに応じて、抗議の意思を表し、自発的に寄せられた居住者の署名を添えて、この抗議文を送付いたします。


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